システム開発やシステムコンサルティングを行うサザンクロスは18日、Amazon Webサービス(以下、AWS)を利用したマンガ専門のアフィリエイトサイト「mangaman.tv」を開設した。AWSから配信される情報を元に、インターネット百科事典Wikipediaや各出版社サイトの新刊情報を照合してコンテンツを自動生成。ユーザーログインは、1つのIDでさまざまなWebサイトでの認証ができる「OpenID」を採用している。
AWSはAmazonのデータベースから商品情報などを提供するAPI。mangaman.tvの「新刊一覧ページ」は、AWSの情報と出版社のWebサイトの情報をmangamanのスパイダーロボットが自動取得して構成、商品の紹介ページはAWSの情報をもとにWikipediaの記述を照合して生成する。ショッピングカートには、「検索した著者のマンガをすべて買う」、「シリーズ全巻をまとめて買う」など、いわゆる"オトナ買い"に対応した機能も用意されている。
これらのサービスを利用するには同サイトへのログインが必要だが、独自のユーザー登録は行っておらず、ユーザーは「livedoor」か「はてな」のID、またはOpenIDを利用することになっている。
このほか、「オススメマンガ」として、ライターによる書評も掲載される。同サイトで独自に作成するコンテンツはこの書評のみで、それ以外の商品に関するページは全てAWSおよびWebサイトから集めた情報で生成される。そのため、商品管理や販促などに人手がかからないシステムになっており、同社では、「今後も同様のシステムによるアフィリエイトサイトを構築する考えがある」としている。