米Yahoo!がMicrosoftからの約446億ドルの買収提案を正式に拒否したことについて、米Microsoftが米国時間の2月11日に遺憾のコメントを発表した。
「Yahoo!がわれわれの合併提案を受け入れなかったことは残念だ。われわれの提案は株主に優れた価値を与え、オンラインサービス市場での優位なポジションを築きつつ、ユーザー、パブリッシャー、広告主に対してエキサイティングなソリューションを提供できるだろう。今回のYahoo!の返答がわれわれの信念を曲げるものにはならない。Yahoo!株主が買収提案による恩恵を受けられるよう、Microsoftはすべての必要な方策を採るつもりだ」と、引き続きYahoo!買収に必要なアクションを行使していく方針を示した。
一方で米Time Warner傘下のAOLがYahoo!との合併を模索していると英Timesが2月11日(現地時間)に報じているように、第3の企業が買収候補として顕在化しつつあるようだ。ライバルと目されるGoogleも両社の買収阻止に向けたアクションを取っており、事態はより混迷の度合いを高めている。