米Yahoo!は11日(現地時間)、同社役員会、経営陣、財務・法務顧問などと米Microsoftからの買収提案を慎重に検討した結果、社と株主のいずれにとっても利益はないとの結論に満場一致で至ったことを明らかにした。
同社では、Microsoftからの買収提案ではYahoo!が持つ世界的なブランド力や読者数、将来を見越しての広告事業へのてこ入れ、フリーキャッシュフロー、潜在的な収益力といった同社の価値が十分に評価されていなかったとその理由を説明している。今回の件について、ゴールドマン・サックス、リーマン・ブラザーズ、およびMoelis & Companyの3社がYahoo!の財務顧問、またSkadden、Arps、Slate、Meagher & Flomの4社が法務顧問、Munger Tolles & Olsonが社外相談役を務めている。