NECエレクトロニクスは7日、Intelとインターネット接続によるWebブラウジング機能を搭載したモバイルインターネット機器向け半導体製品の開発について提携したことを発表した。同提携により、NECエレクトロニクスは、Intel仕様のモバイルインターネット機器向けシステム電源ICを開発し、2009年の市場投入を目指す。

システム電源ICは、1つのICでシステム全体の電源を制御することが可能な電源IC。通常の電源ICとは異なり、システム全体で電力制御を行うため、機器の小型化や省電力化に貢献する。

一方、Intelは同提携に伴い、モバイルインターネット端末向けに設計したプロセッサならびにチップセットのプラットフォームを2008年前半に投入する。

なお、NECエレクトロニクスでは、システム電源ICを注力製品として育成していくとしており、同製品関係の事業規模を2006年度の68億円から2010年度には200億円へと拡大させていく計画である。