The Email Standards ProjectはGmailがWebメールの表示レベルを満たしていないとしてGoogle Gmailへの働きかけの動きを見せていたわけだが、最初のラブコールは失敗したのかもしれない。今、同プロジェクトはおもしろい方法でGoogleの気を惹こうとしている。

しかめっ面プロジェクトはGmailチームの心を動かすか?

The Email Standards Projectは1月30日(米国時間)からProject Gmail Grimaceという名称のもとで積極的に「しかめっ面」するように推めている。GmailではWebメールに含まれるCSSデータは削除されるため、Webデザイナが意図するような表示にはならない。これを改善する目的で「しかめっ面」の写真データを集めてGmailチームへ訴求していこうという作戦だ。

まず作成したWebメールをGmailで表示されたときの「しかめっ面」の写真をできる限り撮る。次に撮った「しかめっ面」の写真データをFlickrにアップする。Flickrに Project Gmail Grimaceというグループが用意していあるため、このグループに参加してから写真データを送ればいい。写真データをアップしてから"Send to Group"ボタンをクリックし、そこで"Project Gmail Grimace"グループを選択する。すでにいくつかの「しかめっ面」が公開されている。どれもかなりの「しかめっ面」と言わざるを得ない見事なものだ。

Googleは2007年、Gmailに関する自分のストーリーを動画で投稿するようにユーザに呼びかけた。動画はGoogle's approach to emailにまとまっている。なかなかクールなアイディアだが、The Email Standards Projectの今回のしかめっ面プロジェクトはこのアイディアの真似をしたものだ。集められたしかめっ面は、最終的にメッセージつきの動画に編集されGoogle Gmailチームへの訴求力として使われるという。

GmailでCSSデータがそのまま表示された方がいいと考えているユーザは「しかめっ面」プロジェクトに参加してみてはどうだろう?