Googleは1日(米国時間)、Googleからの初のリリースへ向けた「Urchin Software from Google」のベータ版公開を開始した。Urchinはサーバにインストールして使うタイプのWebアクセスアナライザソリューション。今のところ3カ月間のフリートライアルライセンスで公開されている。サポートしているOSはFreeBSD 4、FreeBSD 5.3+、FreeBSD 6、Linux with 2.4/2.6 kernel、Windows 2000、Windows XP、Windows 2003 Server。Windows Vistaはサポートされていない。
Googleは2005年3月28日(米国時間)、Webアクセスアナライズ企業Urchin Softwareの買収を発表、同社のポートフォリオを活用したWebサービスGoogle Analyticsの公開をはじめた。今回発表されたUrchinは実質的にUrchin Softwareの展開していたソフトウェア販売を継続するもの。Google Analyticsで培ったノウハウをつぎ込み、多くの新機能が追加されている。
Google Analyticsは便利なサービスだが、いくつかの理由で同サービスを採用しない企業もある。まずイントラネットにクローズドなサービスを社内向けに展開している場合、当然だがGoogle Analyticsは使えない。企業方針からGoogle Analyticsを使わないパターンもある。Urchinはこういった場合でも、自社内のサーバにインストールしてアナライズに利用できるソフトウェアだ。
正式リリース後はUrchin Software Authorized Consultantsを経由して2,995米ドルの支払いが必要となる。購入やアップグレード、システム要件、Google AnalyticsとUrchinの違いなどはUrchin Frequently Asked Questionsにまとまっているため興味がある方は一読されたい。