NTTデータは29日、オープンソースソフトウェア (OSS) の情報を集約したポータルサイト「NTTデータグループ・オープンソーススクエア」を開設した。国内ベンダーが運営するOSSポータルとしては最大級、商用システムで豊富な実績を持つOSSの情報をワンストップで提供する。

NTTデータグループ・オープンソーススクエアでは、NTTデータグループが提供するOSSの概要や適用事例、関連サイトなどの情報を、OSSプロジェクトごとに分類したうえで公開する。OSSプロジェクトの活動状況やリリース情報、セミナーなどのイベント情報もタイムリーに提供する方針。

当初掲載されるOSSプロジェクトは、Java/.NET開発フレームワークの「TERASOLUNAフレームワーク」、Ajax開発フレームワークの「マスカット」、セキュアなLinux環境を実現するアクセス制御拡張「TOMOYO Linux」、サーバ群をグループ / 階層化して管理する「Hinemos」、業務アプリケーション用Webフレームワーク「OPEN INTRA-MART」、Excelブック形式の設計書からソースコードを自動生成する「blanco Framework」、PostgreSQLに日本語全文検索機能を追加する「Ludia」の7つ。ほかにも、OSS活用製品として、Linuxベースのアプライアンス製品「コリドラボックス」、「astima VS-1601AS」が掲載されている。

同日、NTTデータは、TERASOLUNAフレームワーク公開の第2弾として、バッチフレームワーク「TERASOLUNA Batch Framework for Java」と、サーバフレームワーク「TERASOLUNA Server Framework for Java (Rich版)」の2製品をオープンソース化した。システム開発の手順書「TERASOLUNA開発プロセス」も公開することで、NTTデータのノウハウを取り入れた高品質なシステムの開発が実現できる、としている。

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