Ed Eliot氏およびStuart Colville氏は26日(米国時間)、CSS Sprite Generatorのソースコードを公開した。公開されたソースコードはLaunchpadに用意されたCSS Sprite Generatorのページからダウンロード可能。ソースコードはThe BSD Licenseのもとで提供されており、個人利用にも商用利用にも採用できる。
CSS Sprite Generatorは両氏によって2007年9月28日(ドイツ時間)に公開されたWebアプリケーション。ページで使われている画像をひとつの大きな画像にマージし、かわりにCSSの機能を使ってマージされた画像から必要な部分だけを表示しようというもので、同アプリケーションを使って複数の画像を一つの画像にできるほか、マージした画像からそれぞれの画像を表示するためのCSSデータが生成される仕組みになっている。
実際にYSlowを使ってCSS Sprite Generatorの効果を測定した場合、たしかに効果があることが確認できる。特に一番最初にページにアクセスした場合のHTTPリクエスト回数削減と、転送量の削減が可能だ。Webページにおけるファーストインプレッションはとても重要であるため、CSS Sprite Generatorは有益なツールとして活用できる。
今回ソースコードが公開されたことで、手元に環境を構築して活用できるようになった。以前提供されていたサービスには画像サイズに制限があったため、ソースコードが公開されたことは歓迎すべきことだ。ドキュメントは提供されていない。また書き直したい箇所もあるとされており、目処はたっていないが今後の改善が期待される。
CSS Sprite Generatorを検討したことがないWebデベロッパやフロントエンドデベロッパはこれを機にCSS Sprite Generatorを調査するといいだろう。より軽量なサイトを実現するために活用できるツールだ。