シトリックス・システムズ・ジャパンは25日、「Citrix XenServer 4.0」および「Citrix Provisioning Server for Datacenters 4.5」の日本市場における受注を開始したと発表した。Citrix XenServer 4.0は用途に応じてExpress Edition、Standard Edition、Enterprise Editionの3種類が用意されている。Express EditionはCitrix XenServerからダウンロードできる。

Citrix XenServer 4.0 Enterprise Editionは管理コンソールXenCenter日本語版によって簡単に仮想環境の管理運用ができるようになっているほか、システムをダウンさせることなく仮想リソースを動的に再配置できるXenMotion機能、Microsoft Hyper-V環境などのサーバを論理的に統合管理できるリソースプール機能、VHDフォーマットの相互サポートといった特徴がある。Windowsプラットフォームの仮想化機能を強力に推進するプロダクトとされている。

Citrix Provisioning Server for Datacenters 4.5はXenServerで構築したサーバ仮想化インフラストラクチャを補完するためのプロビジョニングプロダクト。同プロダクトを活用することでOSのみならずワークロードまでイメージとして管理し、効率的な仮想環境構築を実現できる。仮想マシンごとにイメージファイルを作成する必要がなくなり、オンデマンドで効率的な仮想環境の構築が可能。

Microsoftは22日(米国時間)、仮想環境に関してCitrixと提携を強化すると発表。CitrixはMSが提供する仮想技術に対応するとともに、さまざまな付加価値を提供していくとしている。