トレンドマイクロは、Linuxサーバ向けのウィルス対策ソフトウェア「ServerProtect for Linux 3.0」を今月29日に発売する。仮想化ソフトウェア「VMware」(有償版)にも正式対応し、VMwareによる仮想化環境でも本格的に利用できるようになった。
「ServerProtect for Linux 3.0」は、Linuxサーバへの入出力ファイルや、ファイルへのアクセスをリアルタイムで監視し、カーネルレベルでウィルスを検出する。リアルタイムのウィルス検索にはKHM(カーネルフックモジュール)を利用しており、本製品のバージョンからこのKHMのソースコードをオープン化する。これにより、最新のLinuxカーネルを採用する場合、対応するKHMをユーザ側で作成できるという利点がある。そのほか、新たにスパイウェア対策の機能などを追加した。
本製品の価格は、ライセンス価格とパッケージ価格の2つがある。ライセンス価格(5ライセンス)の場合は2万5,900円から、パッケージ価格(1サーバ)は、5万5,400円から(いずれも参考価格。税別)。