デルは、同社のx64系サーバ「PowerEdge」シリーズにおいて、筐体/ブレードの設計から接続性、管理機能まで新規に作り上げた新世代ブレードサーバ「PowerEdge M1000e」(ブレード筐体)、「PowerEdge M600」「PowerEdge M605」(サーバブレード)を発表した。価格はM1000eが50万1,900円から、M600が26万2,500円から、M605が25万5,150円からとなっている。
PowerEdge M1000eは、10Uサイズの筐体に最大16枚のハーフサイズのブレードであるM600/M605を搭載することができ、1Uのラックサーバに比べて1.6倍、2Uのラックサーバに比べて3.2倍の高密度化を実現している。消費電力は1Uラックサーバに比べ、最大で24%削減することが可能。また、さまざまなスイッチの組み合わせにより、Ethernet、ファイバチャネルなど柔軟性の高い接続と多様なシステム構成が可能。さらに、仮想化やサーバ統合などのニーズに対しても、1つの筐体内で物理サーバと仮想サーバの提供/割り当て/移動などの設定、管理を行うことができるほか、サーバ管理ソフトウェア「OpenManage」により、PMBusを用いた電源監視機能が提供されている。
一方、サーバブレードであるPowerEdge M600およびM605は、M600がIntelのデュアル/クアッドコアXeonプロセッサを、M605がAMDのデュアルコアOpteronプロセッサを採用したモデル。混在利用が可能で、カスタマの利用環境に応じた柔軟なシステム構成が可能。また、ブレードサーバへのリモートアクセルが可能な管理コントローラが統合されている。