米IBMは19日、Mac版Lotus Notesクライアント「IBM Lotus Notes 8.5 beta for Mac OS X」を登録ユーザ向けに公開した。
提供されるパッケージは、約190MBのベーシック版「IBM Lotus Notes 8.5 Client basic configuration for Mac OS X」と、約730MBの標準版「IBM Lotus Notes 8.5 beta for Mac OS X」の2種類。動作環境はMac OS X 10.5.1以降、ベーシック版はPowerPC / Intelに対応 (ユニバーサルバイナリ) するが、標準版はIntel版のみ。Notes Client 7.0.3以降のクライアントを使用している場合、アップグレードも可能。現時点では、Mac OS X 10.4 (Tiger) はサポートされず、英語以外の言語リソースも収録されていない。
今回のリリースでは、ユーザインターフェイスが一新されたほか、リアルタイムコラボレーションツールの最新版「Lotus Sametime 8.0」に対応。Mail / Contacts / Calendarの各機能は、Javaベースの描画機能「Java Views」を使うよう書き換えられたほか、印刷にも対応している。
IBMは、20日からLotus Notes関連製品のイベント「Lotusphere 2008 Orlando」を開催中。今回リリースされたLotus NotesクライアントのMac版βのほか、カナダのNet Integration Technologies社買収に伴う中小企業向け製品ラインアップの拡充など、多くの発表が行われている。