前回の特集「詳解! Dojo Toolkit 1.0 (基礎知識編) - 頻出APIと便利機能を一気におさえる」では、Dojo Toolkitが持つ基本的な機能を紹介した。記事中でもお伝えしたとおり、ダウンロードしたDojoを展開すると図1のようなディレクトリ構成になっている。
Dojo展開後のディレクトリ構成 |
前回の特集で主に取り上げたのは「dojo」ディレクトリ以下のさまざまなAPIについてであった。今回は、UIウィジェットフレームワークである「Dijit」を中心とした解説をお届けする。
ただ、Dijitは非常に膨大なUIフレームワークであり、とてもではないが今回の特集ですべての要素を紹介することは不可能であった。そのため今回は、JavaScriptフレームワークやUIプログラミングに慣れた読者を対象とし、Dijitの根幹を理解する助けとなることに努めたい。
個々のウィジェットに関する細かい利用方法や、Dojoが提供するさまざまなツール、Dojoxにて提供されている高度で実験的な機能などに関しては、別の機会にフォローしていきたいと考えている。乞うご期待!
本特集で紹介する項目
- Dijitの基本
- テーマ
- Dijitが持つUIウィジェット
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dojo.data
ライブラリについて - Dojoが持つオブジェクト指向サポート機能
- 独自UIウィジェットの作成