STマイクロエレクトロニクスは15日、高性能フライバック電源コンバータ向けコントローラとして「L6566A」および「L6566B」を発表した。
L6566Aはフロントエンドの力率改善(PFC)回路を通じて電力供給されるコンバータ向けに設計されており、PFCへのインタフェースを内蔵、軽負荷または無負荷状態および故障状態中にレギュレータをターンオフできる。一方、L6566BはフロントエンドPFCが使われないアプリケーション向けに設計されており、発信器周波数変調入力を内蔵することでEMI放出を低減し、固定周波数(FF)動作モードが選択された場合にラインフィルタのコストとサイズを低減する。
両製品は、1つのピン接続によってフライバックSMPSで使われるFFモードまたは擬似共振(QR)モードのいずれでも動作できるため、1つの部品を認定するだけで異なるアプリケーションの要求に対応することが可能。また、どちらの動作モードでも軽負荷状態で、一定のピーク電流を持つ低周波数(数百Hz)で制御するバーストモード状態に入ることができる。
パッケージはSO-16。単価は約2,500個購入時で約0.50ドル。