アドビシステムズは、Adobe Photoshop Elements 6 Mac版を第2四半期前半から発売開始すると発表し、1月10日より予約の受け付けを開始した。

新しいPhotoshop Elements 6 には、さまざまな新機能が加えられており、基本的な機能はもちろん、写真のレタッチなどで頻繁に使用する高度な機能もシンプルな操作で使えるよう設計されている。新機能は、いずれもマシンに大きな負荷をかけずに実行でき、すっきりしたインタフェースと素早い写真の整理や検索、豊富な写真編集、写真の共有など、幅広い機能の改善、向上がはかられている。

写真編集では、独自技術「Photomerge(フォトマージ)」を使い、一連の写真から必要な部分をだけを組み合わせて、ベストな1枚のショットを簡単に完成できる機能を搭載。連続して撮影してもベストショットがなかなか揃わない場合でも各ショットの良好な部分だけを使用してシンプルな操作で合成できる。また、クイック選択ツールも新しくなっており、手間と時間のかかる範囲の選択や調整を1クリックで済ませられる。さらに初心者から上級者といった経験レベルに応じて、3つの編集モードが用意されており、スキルに応じてその中から1つを選ぶことができる。そのほか、カラーカーブを使った精度の高い露出補正や色補正、カラー写真を深みのあるモノクロ写真に変換するなど、多彩な機能が加わっている。

操作系では写真編集に集中できるようインタフェースを改善。新たなタブも加え、豊富な機能を効率良く、しかもわかりやすく利用できるよう配置されている。なかでも新しく追加されたガイド付き編集機能は、利用したい機能の操作方法をステップバイステップでわかりやすく解説してくれる機能だ。必要なガイドをその場で的確に受けられることは、とりわけ初心者にとって心強い。

一方、写真の整理においては、関連する写真をスタック表示し「見たい写真」だけを選んで表示できる機能が追加されている。この「除外」する機能を使用すれば、見る必要のない写真を削除することなく非表示にできる。量が多く、煩雑な写真の整理に手を焼いていたユーザには重宝するだろう。そのほか、カスタマイズ可能なレイアウトを利用して、スクラップブックページやフォトブック、グリーティングカード、CD/DVDも作成できる。

Photoshop Elements 6 Mac版はインテルプロセッサおよびPowerPC G4、G5搭載マシンに対応。Mac OS X10.4.8~10.5で動作する。価格は通常版パッケージ製品が1万3,440円、通常版ダウンロード価格が8,100円、乗換え・アップグレード版パッケージ製品が9,240円、乗換え・アップグレード版ダウンロード価格5,900円、アカデミック版7,140円となっている。