セイコーエプソンは10日、スタジオ写真館向けプリンティングシステム「CRYSTARIO(クリスタリオ)」シリーズを一新し、「CRYSTARIO PPPS-Ⅱ」シリーズとして新たに4機種を1月下旬から発売する、と発表した。

高速プリントに適した「PPPS-2BEW」。写真の2段モデルは、2台のプリンタ部から同時出力が可能だ

大量プリント向けモデル「PPPS-2EW」。こちらも写真は2段モデルで、プリントアウト速度の向上を狙える

証明写真などを高速プリントするのに適したエントリーモデル「PPPS-2BE」は、9色の専用顔料インクを搭載し、最高解像度2880×1440dpi、用紙サイズはA4、A3ノビ、A2、L、ハガキに対応する。L判とハガキサイズはフチ無しプリントが可能だ。六切(203×254mm)プリントを1枚あたり約3分で出力することができる。価格は39万8,000円。プリンタ部を2台搭載した2段モデル「PPPS-2BEW」は59万8,000円。

大量のプリントを行う大規模写真館に適したモデルは「PPPS-2E」だ。ビビットマゼンタインクを含む8色の専用顔料インクを搭載し、最高解像度2880×1440dpi、用紙サイズはA4、A3ノビ、A2に対応。六切(203×254mm)プリントを1枚あたり約3分45秒で出力できる。価格は52万8,000円。プリンタ部を2台搭載した2段モデル「PPPS-2EW」は89万8,000円。

さらに「CRYSTARIO PPPS-Ⅱ」シリーズとUSBケーブルで接続可能な、オプション大判プリンタも用意される。A1サイズ対応の「EX-7550」は価格34万8,000円、B0サイズ対応の「EX-9550」は価格64万8,000円となっている。それぞれ「PPPS-2E」「PPPS-2EW」とのセットモデルも販売される。