ヤマハは音楽制作ソフトとの連携機能と、豊富な音楽フレーズを内蔵したキーボード、USBキーボードスタジオ「KX25」「KX49」「KX61」(以下KXシリーズ)の3製品を2月1日より発売する。

KXシリーズはDAWソフトを始め、ソフトシンセをコントロールする機能を充実させた連携機能を搭載したキーボード。DAWソフトの再生・録音などをコントロールするトランスポート機能、さまざまな機能を割り当てて活用できるアサイナブルボタン、30種類の主要ソフトをコントロールするためのテンプレートなどを用意している。

指1本でさまざまなフレーズを演奏できる「フレーズファクトリー」機能を搭載したUSBキーボードスタジオ「KX25」

KXシリーズにはDAWソフトである「Cubase AI4」を同梱。KXシリーズに搭載された「AI Functions」機能により、Cubase AI4や「Cubase 4」「Cubase Studio 4」といったCubaseシリーズでは、ボタンひとつでエディットウィンドウを開いたり、トラックの選択に連動してソフトシンセをコントロールするテンプレートが切り替わるなど、より高度な連携機能を実現している。

またKXシリーズはアルペジエータを搭載し、さまざまな楽器のフレーズを500種類以上内蔵。楽器の種類とスタイルを選び、鍵盤を押さえるだけでさまざまなフレーズを指1本で演奏し、音楽制作に活用できる。

4つ搭載されたアサイナブルエンコーダノブは内蔵されたテンプレートを使うほか、Webサイトからダウンロードできるソフト「KX Editor」を使用することで、設定の変更も可能となっている。

鍵盤数はKX25が25鍵、KX49が49鍵、KX61は61鍵となっており、3製品ともイニシャルタッチ対応。鍵盤のフィーリングは演奏者の弾き心地を重視し、タッチや反応が細かくチューニングされている。また鍵盤を弾いたときの反応を6段階で調整できるベロシティカーブコントロール機能も搭載されている。

電源はUSBバスパワーに対応し、パソコンから供給可能。ACアダプタも付属する。また別売エクスプレッションペダルや、外部MIDI音源の接続も可能だ。KXシリーズの対応OSはWindows XP SP2/Vista、Mac OS X v10.3.3以上となっている。価格はすべてオープン。