リコーは11日、同社のITサービス総合メニュー「ITKeeper」に加わる新商品として、中堅・中小事業所向けデータセンターパッケージ商品「エンタープライズマネージドサービス ハウジングパック」を発売した。
「エンタープライズマネージドサービス ハウジングパック」は、企業のサーバなどの機器を、データセンターでクォーターラック(通常のサーバーラックの1/4)サイズから預かる小規模ハウジングサービスや、ハウジングした機器の監視や運用代行などをパッケージ化したサービス。また、現地での「障害復旧」のほか、顧客の拠点とデータセンターをVPNネットワークで接続する「回線サービス」や、顧客の拠点からデータセンターへの「サーバー移設」などのオプションメニューが用意されている。
小規模なハウジングに特化/パッケージ化しており、通常ラック1/2サイズの「ハーフラック」および1/4サイズの「クォーターラック」の2タイプを選択することが可能。価格は、ハーフラックプランが初期費用17万円/月額費用17万円から、クォーターラックプランが初期費用11万5,000円/月額費用11万5,000円から(いずれも税別)。今まで費用がネックでハウジングを利用できなかった中堅・中小事業所でも手軽に利用できる価格帯に設定されている。
リコーでは、100%出資のITサービスプロバイダ「リコーテクノシステムズ」が全国展開するオンサイト保守体制とデータセンターや監視センターによるサービスを組み合わせ、同サービスをワンストップで提供、中堅・中小事業所の顧客の事業継続(BC)対策を支援するサービスとして提案していくとしている。