デジタルハリウッドは10日、セカンドライフでの土地購入などの参入支援サービスなどを行うキューブジャパンと協同で、官公庁向けのセカンドライフ参入支援サービスを本格的に開始すると発表した。キューブジャパンの土地サービスと、デジタルハリウッドの制作サービスを組み合わせ、地場産業のPRなど自治体の活動を支援していくとしている。

デジタルハリウッドが制作したセカンドライフ内の宮城県庁

デジタルハリウッドは、セカンドライフにおける建物やアバターの制作などのサービスを行っているほか、セカンドライフを活用するためのセミナー「セカンドライフ・トレーニング講座」などを行っている。昨年この講座が開催された宮城県の県庁を、セカンドライフ内に建設するなどの実績がある。

一方、キューブジャパンはセカンドライフ内で日本列島を作っていこうとする日本列島プロジェクト「じゃぱらんど」を展開、土地購入サービスなどを行っている。同プロジェクトは、人気ロックバンド「シャ乱Q」のメンバーで、セカンドライフユーザーとして知られるはたけ氏がプロデュースしている。

今回の提携では、建物やアバターに関する制作技術を持つデジタルハリウッドと、土地購入を支援するキューブジャパンのそれぞれの特性を生かし、自治体による地場産業のPRや、災害時における義援金の募金など、自治体の活動を本格的に支援していくとしている。