アイシェアは25日、同社の運営するメールサービス「CLUB BBQ」を利用する30代のPC会員466名(男性55.8%、女性:44.2%)を対象にした、"今年ここでインターネットが使いたかった"場所についての調査結果を発表した。同調査によると、「屋外」で利用したかったとする声がNo.1となったほか、「電車」「駅」が続き、外出先でのネット利用を望む傾向が高まっていることが明らかとなった。
同調査によると、今年インターネットを利用した場所(携帯電話による通信を含まない)で最も多かったのは、「自宅」(98.7%)がトップで、次いで「会社(学校)」(68.4%)、「ホテル」(25.9%)が続いた。このほか、少数だが「喫茶店」(10.5%)や「屋外」(5.3%)、「駅」(3.6%)などの外出先でも、ネットが利用されていることが分かった。
一方、「今年ここでネットが使えたら!と思った場所は」という設問に対しては、「屋外」(28.0%)が最も多く、「電車」(26.3%)、「駅」(23.5%)が続いた。これらの上位3位はいずれも広義の"屋外"と言え、実際には自宅や会社での利用頻度が高いものの、外出先での利用を望む声も強まってきていることが明らかとなった。
また、外出先でのネットの利用目的は、「飲食店探し」(23.9%)、「メールの送信、閲覧」(21.8%)、「暇つぶし」(21.6%)が上位にランクイン。これらの利用目的であれば、携帯電話のブラウザ機能で代用できるように思えるが、情報検索においては携帯では不十分な点があることが、これらの目的でのネット利用を促している要因という。
この点に関しては、同調査の一部として行われた「モバイルインターネット接続によるPC利用経験者」に対して質問した回答結果で立証されている。結果によると、「メールの送信、閲覧」(48.8%)については携帯ブラウザで十分であるが、「インターネット検索」(47.8%)においてはPCが大きく支持されていることが分かった。また同質問への回答中、PCによるメール利用は17.1%にとどまったという。
同社では、「今年はドコモやauのデータ通信もはじまり、昨日(24日)の2.5GHz帯域の割当など、今後の高速モバイルネット通信時代が予測されてきている」とした上で、「イー・モバイルの高速・定額などへの注目がより加速すると見られる」との推測を示し、来年以降のワイヤレスブロードバンド時代の兆候を明示している。