沖データは、2008年度から始まる新中期計画の実現に向け、2008年1月1日より新経営体制をとる。新代表取締役兼CEOには、現沖電気工業常務取締役兼CTOの杉本晴重(すぎもとはるしげ)氏が就任する。現常務取締役兼常務執行役員坪川裕(つぼかわゆたか)氏は専務取締役に、現執行役員海外営業本部長の川村哲平(かわむらてつへい)氏は専務取締役と営業統括本部長、海外営業本部長を兼任する。これらの役員人事は、12月27日開催予定の臨時株主総会で正式決定される予定。
新CEOの杉本氏は東京都出身の59歳。早稲田大学卒業後昭和45年沖電気工業に入社。平成2年に電子通信事業本部複合通信システム事業部技術第1部長、平成12年に執行役員就任後、研究開発本部長、中国ビジネス推進本部長を歴任し、沖グループ内でさまざまな海外ビジネスに携わってきた。新任取締役の川村氏は海外営業本部統括ゼネラルマネージャやオキデータ・アメリカ・シニア・バイス・プレジデントを歴任しており、経験豊富な人物を中心に経営体制を整えることで、沖グループ内におけるグローバルビジネスの中核企業として、他事業との連携を牽引し、さらなる飛躍を目指す方針だ。
なお、現代表取締役社長兼CEO前野幹彦氏は沖データ相談役に退くが、現職の沖電気工業取締役と兼務する。また、現代表取締役専務兼専務執行役員水谷実氏は、沖情報システムズ代表取締役社長に就任する。