サン・マイクロシステムズは17日、IT内部統制のフレームワークCOBIT(Control Objectives for Information and related Technology)を利用して企業の内部統制環境の整備を支援する「COBITコンサルティングサービス」の販売を開始した。価格は1サイト1回のアセスメントで300万円から。

COBITコンサルティングサービスは、同社が自社のSOX対応経験において蓄積してきたノウハウを基にIT全般統制の現在の成熟度を評価し、IT全般統制の整備を実現する指針と弱点を補完するための施策を提案するもの。メニューは、「COBIT for SOX」をベースにIT全般統制の観点からヒアリングを行い、COBITを使用して強みと弱みを分析・採点してレポートにまとめた上でコンサルティングを行う「アセスメント」、どのように弱点を解決するかのロードマップを提案する「IT全般統制整備計画案」、アセスメントレポートとIT全般統制整備計画案を提案する「ご報告会」の3つで構成されている。

また、情報技術管理者の育成を図る「COBITファンデーション・トレーニング」が開設され、受講者の募集が開始された。トレーニング終了後にCOBITファンデーション試験に合格すると、一定の習得レベルがグローバルに認定されるISACA発行の認証を取得できる。

講師によるCOBITの概要紹介と実践的な演習を行う2日間のトレーニングの価格は、トレーニングのみが16万円、受験1回分を含むCOBITファンデーション試験受験コースが18万円(いずれも税別)。ITコントロールフレームワークの必要性とCOBITの導入について学ぶ標準学習時間8時間のeラーニングによるトレーニングの価格は10万円(税別)。なお、eラーニングによるトレーニングでは、COBITファンデーション試験対策(集合研修)とCOBITファンデーション試験受験1回分がセットになっている。