毎日コミュニケーションズは17日、同社と翔栄クリエイトが実施した「オフィスアワード2007」の大賞および準大賞を発表、表彰式を行った。アワード大賞に輝いたのはITコンサルティングを手がけるフューチャーアーキテクトで、受賞の決め手は「"開放感"と"リラックス"のあるオフィス空間」(オフィスアワード実行委員会)だという。

オフィスアワード2007は、これからビジネスパーソンとなる内定学生や若手社会人が「このオフィスでずっと働いてみたい」という視点で選んだもので、会社の規模や業務内容は問われない。オフィスアワード実行委員会が主催するアワード特設Webサイトにおいて一般読者による自由投票で選出され、投票総数は3,039票、うち社会人投票数は2,391票、内定学生投票数は648票だった。投票期間は10月9日 - 11月30日。

得票数1位で大賞に選ばれたのは、「アジアンリゾート」をテーマにデザインされたオフィス環境をもつフューチャーアーキテクト。「エキゾチックな緑、流れる水、白い砂浜の癒し空間」をモチーフに設計されており、キッズルームも併設されている。投票者からは「家のリビングルームのような安らぎ空間で、リラックスしながら、本音のディスカッションが出来そうだと感じた」(社会人 女性)、「子供ができてからも安心して働ける。また、キッズルームがあるということは、その企業が出産後も働くことを歓迎しているという無言のアピールをしていると感じるから」(内定学生 女性)といった声が寄せられた。

オフィスアワード2007大賞に選ばれたフューチャーアーキテクトのオフィス。「アジアンインテリアとアロマの香り」が仕事の合間に疲れを癒し、新たな発想が生まれるとして高く評価された

準大賞には、広々としたエントランスや従業員用のカフェなど、リラックススペースを意識したコスモスイニシア、観葉植物や照明の"癒し効果"を重視したガイアシステムが選ばれた。

オフィスアワード2007では、投票者のコメントから

  • 開放的・リラックスできる空間
  • グリーン・癒しのある空間

この2点が最もオフィスに求められる要素とする一方で、「内定者や若手社会人は、ただオシャレなだけのオフィスには強い興味を惹かれておらず、プラスアルファの要素を求めている」としている。