シックス・アパートは13日、ブログソフトの最新版「Movable Type 4.1」を発表した。2007年12月14日から公開βテストを開始、2008年1月下旬に正式な製品として出荷する予定。基本ライセンスパック(1サーバー / 5ユーザー)の価格は、前バージョンと同じ52,500円 (税込、初年度サポートは別)。個人利用にかぎり無償利用できる個人ライセンスも、従来どおり提供される。
Movable Type 4.1では、コンテンツ管理システム (CMS) 機能として「カスタムフィールド機能」を新たに搭載。ブログ記事やWebページ作成時に管理画面へ入力する項目を任意に追加 / 拡張できるようになり、運用に関する手間が大幅に削減された。デザインのカスタマイズ性も向上、Webサイト作成用テンプレートを管理する機能のほか、記事編集用のエディタに外部アプリケーションを指定できるようになった。
Movable Type 4.1のβテスト開始にあわせ、同社では「Movable Type Open Source (MTOS) プロジェクト」を開始、Movable Type 4.0のコア部分をGPL v2のもとオープンソース化した。公開されるソースコードには、2007年6月リリースのMovable Type 4.0の全機能と、その後加えられた不具合の修正や改良点が含まれる。ただし、Movable Type 4.1で追加されたカスタムフィールド機能は含まれない。
MTOSでは、Movable Type 4.0用に開発されたアドオン、テーマ、テンプレート、デザイン、そしてAPIのすべてが動作する。Movable Typeの商用ライセンス料を支払ったユーザは、テクニカルサポートやカスタムアドオンの提供などのサービスを受けることも可能。