トランスコスモスは11日、企業のWebサイトから直接セカンドライフ(Second Life)のユーザー登録ができるASPサービスの販売を開始したと発表した。通常はセカンドライフを運営するリンデンラボのページから行う登録作業を、企業のWebサイトから行えるようにする。これによって、従来は把握しづらかった登録者(アバター)の属性などがわかるようになり、マーケティングや販売などに生かすことができるという。

同サービスは、セカンドライフに特化したSNSである「NaviSL(ナビスル)」を運営するゴールドフィッシュが提供するもので、トランスコスモスと販売代理契約を結んだ。

セカンドライフにユーザー登録する際は、名前や生年月日、メールアドレスなどを登録しなければならない。企業が所有する情報とアバターのデータを付き合わせることで、より精度の高いユーザー情報が得られ、ビジネスに活用することが可能になる。また、セカンドライフ内における最初の着地点を、自社の島に誘導することも可能になるという。

さらにトランスコスモスは、NaviSLにおける広告販売に関する代理契約をゴールドフィッシュと締結、広告の販売代理を通じ、これまで行ってきた企業のセカンドライフ参入支援サービスを一層強化する。

セカンドライフ登録ページのASPサービスの価格は、初期費用が20万円~、保守運営費用が3万円~/月。NaviSLのサイト広告価格は、トップバナーが5万円(50,000imp保証)×1カ月、全会員参加型公認コミュニティ構築が10万円~/月(3カ月ミニマム)となっている。