合わせてお読みください
第1回『nendo』で作るパーソナライズドホームページの魅力とは? (前編)
第2回『nendo』で作るパーソナライズドホームページの魅力とは? (中編)
第3回『nendo』で作るパーソナライズドホームページの魅力とは? (後編)
新感覚パーソナライズドホームページ『nendo』
お気に入りのコンテンツだけを組み合わせたWebページ、それがパーソナライズドホームページだ。「iGoogle」「My Yahoo!」「Netvibes」など様々なパーソナライズドサービスが提供されているが、その中でも異彩を放つのが、グローバルメディアソリューション(GMS)が提供する『nendo』(α版、2007年10月提供開始)だ。
基本的に従来型サービスは、必要な情報の集約によるアクセスの効率化を目的としている。しかし、nendoはそこに"遊び"の要素を持ち込む。ニュース見出しの集まりだけでなく、nendoユーザーたちが集まり、つながっていく仕組みが盛り込まれているのだ。Flashベースで開発されたインタフェースからは、ひと目で他の同種サービスとは異なるグラフィカルで楽しそうな印象を受ける。そして、自在にカスタマイズできるnendoは、より個性溢れるページの作成を可能にする。本稿では3回にわたり、nendoの開発経緯や使い方、今後の展開などについて紹介していこう(編集部)。
執筆者プロフィール
池田秀行 グローバルメディアソリューション取締役兼CTO
1976年岡山県生まれ。01年東京工業大学大学院物性物理専攻卒業後、日本総合研究所に入社、Java系大規模基幹システムの開発に従事。07年に同社を退社しグローバルメディアソリューションに入社、「nendo」プロジェクトをスタート、同年6月取締役に就任。RIAやFlexといった新しい技術を取り入れ、これまでのWebプラットフォームに革命を起こす為、「nendo」プロジェクト総合責任者として辣腕を振るう。
『nendo』を開発した理由
Webをとりまく世界はWeb2.0と呼ばれる大きな流れのなかで、誰でも手軽にブログやSNS、動画などのメディアを使って発信ができる時代になりました。ユーザー中心の文化が次々と形成されるようになってきたわけです。その流れの中心には常にユーザー参加型のサービスがあり、そこにはブラウザを通じた様々なカタチのコミュニケーションが存在しています。
一方で、Web上で配信される情報量の増加に伴って、「iGoogle」や「Netvibes」に代表されるパーソナライズドサービスの需要も高まってきています。従来型の多くの情報を集めたポータルサイトをスタートページとするモデルから、各個人がそれぞれに適したコンテンツをポータルとして使用するという動きも加速してきています。
GMSでは、Web2.0の中心に位置する「ユーザーのコミュニケーション」にフォーカスを絞った事業を展開しています。サービスの基盤としてパーソナライズドの仕組みを導入することで、より便利に、そしてより柔軟で拡張性のあるコミュニケーションの場を提供することを目的として、『nendo』というプラットフォームの開発をスタートしました。