米Ciscoは12月4日(現地時間)、米MotorolaでCTOを務めていたPadmasree Warrior氏を同社のCTOに迎える人事を発表した。11月30日に米Motorola CEOのEd Zander氏が2007年内のCEO退任を発表した直後、CTOだったWarrior氏も同社を去ったと報道された。今回の発表によって同氏のMotorola退社が裏付けられるとともに、その理由がCisco CTO就任にあったことが判明した。
「われわれは"インターネットの第2フェイズ"と定義している新時代へと突入しようとしている。それはネットワークがコミュニケーションとITのプラットフォームとなる場所で、コラボレーションとWeb 2.0技術によって牽引されるものだ。Padmasreeの(Ciscoの)CTOとしての新しい役職は、Ciscoの未来の技術リーダーシップの開発やプロモーションを支援するものとなるだろう」と米Cisco会長兼CEOのJohn Chambers氏は述べる。一方のWarrior氏も「Ciscoはネットワーク業界の世界リーダー。ともに将来の成長を達成していきたい」という声明を出している。
インド出身のWarrior氏は、自身の業界キャリアを一環してMotorolaで費やしてきた。Motorola入社は1984年で、2003年にCTOに就任。また2004年にMotorola Semiconductor Products SectorがFreescale Semiconductorとしてスピンオフされるまで、同部門のCTOを務めていた。