Webベースのオフィススイーツを提供している米Zohoは11月26日 (現地時間)、文書作成アプリケーションの「Zoho Writer」にオフラインでの編集機能を追加した。今年8月からサポートを開始したGoogle Gearsによる拡張機能で、これまではオフラインでドキュメントの閲覧のみが可能だった。
オフライン機能を利用するには、Google Gearsのプラグインをインストールした対応Webブラウザ (Firefox 1.5以上またはInternet Explorer 6以上)からZoho Writerを利用し、「Go Offline」というリンクをクリックするとオフライン・モードになる。デフォルトではMy DocsとShared Docsから15ドキュメントずつがダウンロードされるように設定されており、ユーザーの任意で最大25ずつまでに変更できる。オフライン状態ではhttp://writer.zoho.com/offline からダウンロードしたドキュメントへのアクセスが可能。新規ドキュメントの作成、コメントなど一部を除いて、オンライン版と同様の編集機能を利用できる。オフライン状態で変更した内容は、オンライン・モードに切り替えた時にオンライン版との同期が行われる。
このほか26日には、中東地域の右から左に書く言語への対応が発表された。また今月15日には、ページ分け機能とヘッダ/フッタのサポート、英語圏/ ドイツ語圏/ フランス語圏などを含む43言語によるスペルチェックの追加、PDCやDOCへのエクスポートの改善など大幅な機能強化が発表されたばかりだ。AdobeがAIRベースのワープロを開発するBuzzwordを買収、Thikfreeもオフライン機能の強化を進めるなど、オンラインワープロの競争が激化する中で、Zoho Writerは急速な進化を遂げている。