SAPジャパンは14日、エンタープライズ指向アーキテクチャ(エンタープライズSOA)ベースのシステムを円滑に運用するためのガイドラインとなる包括的なソリューション運用法「E2Eソリューション オペレーション スタンダード」(以下、スタンダード)とサポートサービスの施策を発表した。
今回発表されたスタンダードは、無償のソフトウェア「SAP Solution Manager」最新版により実現。アプリケーション運用の手順を"障害原因分析"、"変更管理"、"ビジネスプロセスの統合と自動化"、"ソフトウェアアップグレード"の4分野と、企業のビジネス部門やIT部門におけるソリューション運用の重要なプロセスとなる16項目を定義し、分野ごとに各タスクの最適化方法を標準化した手順や、SAP Solution Managerのどのツールを使うのかを記述した説明書が提供される。
さらに、トレーニングや認定制度、導入を支援するサービスも用意され、アプリケーション管理を標準化することにより、アウトタスキング(一部の業務の外部委託)やアウトソーシングの際の管理効率の向上が図られる。