日本テラデータは13日、エンタープライズ・データウェアハウス製品「Teradata 12.0」を発表した。14日に発売し、12月初旬より出荷を開始する予定だ。

Teradata 12.0は、データベース・エンジン「Teradata Database 12.0」と運用管理支援ソフトウェア「Teradata Tools and Utilities 12.0」などのソフトウェア、および構築支援、コンサルティング、サポート・サービスなどで構成される。新バージョンでは、オプティマイザー・コスト見積もり、統計情報、クエリー・リライト機能、マルチレベル・プライマリ・インデックス(MLPPI)などのクエリーやデータ更新のパフォーマンスを重点的に改善し、なかでもクエリー・パフォーマンスは最大30%向上した。また、複数のワークロードを効率よく処理する「Teradata Active System Management(TASM)」など30項目以上の新機能の追加と機能改良が行われている。

Teradata Database 12.0の対応OSは、Novell SUSE Linux Enterprise Server(64bit版)、Microsoft Windows Server 2003(32/64bit版)、UNIX SVR4 MP-RAS(32bit版)、対応ハードウェアはSMP,およびMMP。Teradata Tools and Utilities 12.0の対応プラットフォームは、Windows 2000/XP/Server 2003/Vista、Linux(Red Hat Linux、Novell SUSE Linux)、UNIX(MP-RAS、HP HP-UX、IBM AIX、Sun Solaris)、メインフレーム(IBM z/OS、z/VM)。

同社では、小売業や金融、通信、製造など取引データの分析ニーズが高い業種、企業をターゲットに初年度はハードウェアを含め70億円の販売を目標としている。