NTTレゾナントは8日、同社が運営するポータルサイト「goo」内の各種ランキングを紹介するコーナー「gooランキング」において、「仕事のやる気がアップする時ランキング(男性/女性)」を発表した(調査対象:「gooリサーチ」登録モニター、調査期間:2007年9月25日~9月27日、有効回答者数:1,098名、男性53.37%、女性46.63%)。同日に発表した「1週間で最も労働意欲が高い時間ランキング」と併せて紹介していこう。

「仕事のやる気がアップする時」の第1位は、男性が「給料や評価が上がったとき」(女性2位)、女性は「上司からほめられたとき」(男性3位)だった。また、「このままではいけないと思ったとき」(男性2位、女性3位)や「新しい仕事をまかされたとき」(男性4位、女性4位)が上位にランクインするなど、男女1位から4位までのやる気がアップする要因はほぼ同様である。

一方、「クライアントに怒られたとき」や「上司に怒られたとき」はランキング圏外で、同社では、「現代社会では"怒られてのびる"タイプよりも"褒められてのびる"タイプが多いようだ」と推測している。また「社内で教育する立場にいる方は、このことを念頭においておくとよさそうです」(同社)と現代社会においての部下の教育法を提案している。

5位以下のランキング結果ははばらつきを見せ、男性の5位が「新規の仕事が決まったとき」に対し、女性は「長期休暇をとる前」だった。また、女性の7位に「デートがある日」がランクインしている一方、男性は「デートがある日」(19位)よりも「合コンや飲み会があるとき」(17位)の方がウキウキして仕事がはかどるようだ。いずれにしても、男性よりも女性の方が仕事以外のプライベートの時間を心待ちにして仕事しているようだ。

労働意欲が高まる時間帯は、やはり「金曜日の午後」が1位を獲得。また、「金曜の午前」も4位に食い込むなど、金曜の夜のデートや合コン、週末の家族との幸せな時間やゴルフコンペなどといった予定を想像すると、"いつもに増して頑張れちゃう"のだろう。週末にエネルギーを蓄えた「月曜の午前中」は2位にランクイン、中日(なかび)の水曜日は午前(7位)午後(9位)とも意欲が薄れる曜日のようだ。

また男性は「給料日」(男性11位、女性6位)よりも、「昇進したとき」(男性7位、女性12位)や「売上げ・ノルマを達成したとき」(男性9位、女性11位)に仕事のやる気がアップする傾向があるようだ。一概には言いきれないが、ここに男女の仕事に対するモチベーションの違いが見え隠れしているように思われる。

仕事のやる気がアップする時ランキング
総合順位 理由 男性 女性
1位 給料や評価が上がったとき 1位 2位
2位 上司からほめられたとき 3位 1位
3位 このままではいけないと思ったとき 2位 3位
4位 新しい仕事をまかされたとき 4位 4位
5位 長期休暇をとる前 6位 5位
6位 新規の仕事が決まったとき 5位 8位
7位 気が乗らなかった仕事が終わる日 8位 9位
8位 昇進したとき 7位 12位
9位 売上げ・ノルマを達成したとき 9位 11位
10位 給料日 11位 6位
11位 ビジネス本を読んだとき 10位 13位
12位 デートがある日 19位 7位
13位 資格を取得したとき 12位 15位
14位 同期からほめられたとき 18位 10位
15位 ノー残業デー 13位 17位
16位 社内に好きな人ができたとき 16位 14位
17位 後輩からほめられたとき 15位 18位
18位 合コンや飲み会があるとき 17位 16位
19位 部下ができたとき 14位 20位
20位 新入社員が入ってきたとき 20位 19位
1週間で最も労働意欲が高い時間ランキング
順位 時間
1位 金曜日の午後
2位 月曜日の午前
3位 火曜日の午前
4位 金曜日の午前
5位 月曜日の午後
6位 火曜日の午後
7位 水曜日の午前
8位 木曜日の午後
9位 水曜日の午後
10位 土曜日の午前