米AOLは10月31日 (現地時間)、動画検索エンジン「Truveo」が日本を含む8カ国の市場に対応したことを発表した。

2006年1月にAOLが買収したTruveoは、キーワードに関連したビデオを効率的に探し出せるビデオ検索エンジンとして高い評価を得ている。Web上のビデオは、ユーザーがクリックするとポップアップするなど、検索エンジンに認識されない状態で公開されていることが多い。Truveoの「Visual Crawler」はWebサイトの構造を分析して、ビデオの存在を的確に把握し、その上でビデオファイルのメタデータや、ビデオが掲載されているサイトの説明およびコメントなど幅広い情報をインデックス化する。そのため「より多くのビデオが検索対象となる」という。AOLによると、米国では月に4000万ユーザー以上がTruveoを利用している。

Truveoの日本語対応と共に、動画検索ポータルのTruveo.comの日本語版の提供も始まった。米国版と同様に、動画共有サービスのGoogle VideoやYouTube、SNSのMySpaceなどのほか、ニュースやエンターテインメントなど様々なタイプのサイトで公開されている数多くの動画を1カ所から検索でき、Truveo.comのサイト内で再生できる。また検索以外にも、チェンネルごと、カテゴリーごと、注目のタグ、今現在人気の動画など、様々な角度から人気のビデオをブラウズできる。

日本以外では、フランス、ドイツ、インド、韓国、スペイン、台湾、英国に市場を広げており、2ヶ月中にさらにオーストラリア、ブラジル、イタリア、メキシコ、オランダ、ロシア、トルコでもサービス提供を開始するという。