Googleは29日(米国時間)、Google Newsのガジェット「iGoogle News」を発表した。iGoogle NewsはiGoogleに配置できるほか任意のサイトやページにも組み込める。小さいガジェットにニュースのタイトル、記事の一部、サムネール画像の表示が可能。タブで分類分けもできる。iGoogleを採用するユーザが増えるなか、また同パーソナライズサービスの訴求力を高めるサービスが登場したといえる。
iGoogle Newsは同ガジェットのページから追加できる。iGoogleへの追加時にジャンルを指定できるほか(追加後に指定することも可能)、ニュースサイト、掲載ニュース数、任意のトピック、表示するタブを設定できる。タブの表示位置はドラッグ&ドロップで移動可能。ニュースの全文を読みたければリンクをクリックすればいい。iGoogle News発表時は19言語へのローカライズ、38のニュースエディションに対応している。日本のニュースサイトは登録されていないが、今後追加されるとみられる。
iGoogle Newsガジェット - タイトル、記事の一部、サムネール画像の表示、タブによる区切りなど。好みのニュースやトピックをタブとして追加できる |
iGoogle Newsガジェットの追加ページ - 追加時にトピックの選択も可能 |
iGoogle Newsガジェットの設定画面 - 言語やニュースサイト、掲載数、特定のトピックなどの設定が可能 |
JavaをキーワードにしてiGoogle Newsガジェットに新しくタグを追加した場合の例 |
iGoogle NewsはiGoogle向けに開発されているが、iGoogle以外のサイトやページにも組み込める。iGoogle Syndication技術を使っているため、カスタマイズしたiGoogle Newsガジェットをブログやサイトに簡単に追加できる。iGoogle Newsガジェットの編集ページにアクセスして好みのUIにカスタマイズした後、"Get the Code"ボタンを押せばHTMLタグが生成されるので、表示させたいページにコピー&ペーストすればいい。
Googleは自社サービスのiGoogle対応を進め、同パーソナライズドサービスの訴求力を高めている。最近ではGoogle Financeのガジェット化、iGoogleとGoogle Desktopの連携、ガジェットを新しい広告媒体とするGoogle Gadget Adsなどの取り組みがある。今後も同社のサービスはiGoogleガジェットへの対応を進めることになるだろう。