11月3日、渋谷のクラブWOMBで、デザイナー向けイベントTHE CUT&PASTE DIGITAL DESIGN TOURNAMENT(ザ カットアンドペイスト デジタル トーナメント) 2007が開催される。「CUT&PASTE」は、DJバトルさながらにデザイナーがペンタブレットを並べリアルタイムでグラフィックデザインの腕を競い合うというイベント。2005年にニューヨークで開催され、若い才能を発掘する場としても注目を集めてきた。今年はニューヨーク、ロンドン、ベルリン、シドニー、香港、東京など世界11都市で開催される。東京での開催は今年が初めてとなる。
今回、事前審査で選ばれた8名の出場者はAdobe CS3やワコムの液晶ペンタブレットCintiqを用いて1試合15分の制限時間内でデザイン制作を行う。出場者の制作過程は、プロジェクタで会場中にリアルタイムで映し出される。大会のルール、条件は以下の通り。
- 作品は15分以内に完成させること。
- 出場者は各ラウンドの前にテーマを伝えられる。
- 全ラウンドで自由に使用できる「使用可能オブジェ」が共用テーブルに設置されている。
- 出場者は「使用可能オブジェ」をデジタルカメラで撮影し、使用してもよい。
- 完成品のアートワーク、写真、デジタル素材を使用してはならない。すべての作品はゼロから制作すること。
審査員はバタフライ・ストロークの青木克憲氏、Glanzの大溝裕氏、mo'design inc.の溝口基樹氏らが務め、独創性、技術力、全体的なデザイン性が審査基準となるという。また、会場の観客の審査による観客賞も設定されている。
開催日時は11月3日19時~22時、会場は渋谷WOMB、入場料は1,500円となっている。