米Nielsenと米Googleは24日(現地時間)、複数年にわたる戦略的提携を行うことで合意した。なお、契約の具体的な内容は明らかにされていない。

提携の第一弾として、Nielsenのテレビ視聴率調査に関するデモグラフィックデータを「Google TV Ads」の視聴率調査に採り入れることが明らかにされた。これにより、Googleは広告主や広告代理店に広告の効果を最大限に高めるためのより詳細な情報を提供できることとなる。Googleによると、広告出稿者と広告代理店がここまで深い情報共有を行うのは初めての試みとのこと。

2007年5月に開始されたGoogle TV Adsは、数百チャンネルにおよぶテレビ局のすべての放送時間枠をカバーしたテレビ広告枠の売買、効果測定、および配信などを行うオンラインテレビ広告プラットフォーム。最大の特徴は、広告リーチ率の割り出しなどに必要な情報を毎秒ごとにセットトップボックスを通じて広告主が得られるという点にある。

今後は、両社はさらなる提携を行うことでインターネットと他の広告媒体との結び付けを深めていきたいとしている。