シンタックスジャパンはRMEの「HDSPe PCI Card」を11月2日より発売する。価格はオープン。
HDSPe PCI Cardは独自のオーディオバスを搭載し、RMEの「Multiface」「Digiface」「RPM」といったI/Oボックスを、PCI Expressスロットを搭載したパソコンに接続するためのホストカード。カードベースのインタフェースの中でも高速なオーディオ伝送、および低レンテンシを実現している。
HDSPe PCI Cardは既存のPCIテクノロジをPCI Expressに対応させただけでなく、新たに開発されたPCI Expressソリューションであり、バンド帯域を他と共有することなく、2点間のデータ転送を行うことが可能となっている。これにより従来のRME PCIカード、CardBusカードをさらに上回る性能を実現したという。
バンド幅は5Gbpsで従来のPCIに比べ3~4倍となっており、各方向につき最大500~200MB/sの伝送レートを実現している。HDSPe PCI CardとI/Oボックスは一般的なFireWire(IEEE1394a)ケーブルを使用するが、バス・プロトコルはRME独自のもの。Multiface、Digifaceとの接続時にはバスパワー電源供給も可能となっている。
動作環境はWindows 2000(SP4以降)/XP(SP1以降)/VistaとMac OS X 10.4.8以降、ドライバはASIO2.0、GSIF2、WDM、CoreAudio、CoreMidiをサポートする。