スパイスボックスは24日、グリッド技術を用いた、低価格・定額制の動画配信インフラサービス「Deliver-spice!」の提供を広告業界および媒体社向けに開始すると発表した。
同サービスは、動画配信のインフラを低価格・定額制(データ配信量は無制限)で提供するのが特徴。ホスティング事業のHoster-JPが提供するグリッド技術を採用することで、コンテンツ配信サーバの負荷分散を行い、アクセス集中時でも安定した速度でコンテンツを配信することを可能にした。同社によると、従来、自社サイトやキャンペーンサイトなどで動画配信を行っている広告主や広告代理店、媒体社は、アクセス数の激しい変動によって配信に関わるコストパフォーマンスの悪化を招くケースが多かったが、同サービスがこの問題を解消するという。従量制では困難だった配信コストの事前算出が、定額制の実現によって容易になり、顧客は追加費用の発生を心配することなくサービスを利用できるようになる。また、クライアントのデータは全国のストレージに分散させており、災害発生時のデータ消失対策を行っている。
料金は、クライアントから預かるストレージ量100MBあたり、初期費用が52,500円、月額157,500円から提供。料金にはデータ転送料、回線費用も含まれている。なお、年内には仮想・グリッド技術を利用したWebサーバの自動負荷分散サービスの追加を予定している。
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