オンライン求人サイト「CareerBuilder.com」を運営するCareerBuilderが調査会社のHarris Interactiveの協力のもと、全米5,600人以上の労働者に行った調査で、米国の約半数の労働者が秋冬に増量する傾向にあることがわかった。

調査によると、28%の労働者が現在の職場で10kg以上、13%が20kg以上増量したと回答した。その割合は、52%の女性が体重が増えたと答えたのに対して男性は46%にとどまり、わずかに女性のほうが高かった。

また、労働者の58%が少なくとも週に1回はランチタイムに外食をすると回答。週に5回以上外食すると答えた人も12%にのぼった。さらに、30%が少なくとも週に1回は社内の自動販売機で昼食を済ませていると回答した。

一方、38%の労働者がおやつを自宅で食べるよりも職場で食べるほうが不健康だと感じている。しかし、ウィークデーに野菜や果物を摂っていると答えたのはわずか20%だった。

おやつを食べる頻度について、69%が平日に少なくとも1回は食べていると回答。37%が少なくとも週に2回、12%が週に3回はスナック菓子を食べていると答えた。

CareerBuilder.comの人材開発部門のバイスプレジデントのRosemary Haefner氏は「秋冬の季節は屋外で留まっていることが難しくなる。さらに、休暇や年末の多忙さで、労働者たちは屋内に留まることが多くなり、全体的に健康的な習慣を維持することが困難になる。将来に備えた計画を立て、節制できる労働者は秋冬期の体重増加を回避することができる」と語り、そのための6つ秘策を次のように提言している。

まず1つめはオフィスの引き出しに健康的な食べ物を用意しておくこと。そうすることにより、冬場のおやつの誘惑から逃れることが可能になる。2つめはオフィスにボトルウォーターを常備すること。仕事中に水を飲むことにより、おやつに対する欲求を抑えることができる。3つめは同僚たちとランチやフィットネスグループを組み、外出する機会を増やすこと。4つめは職場にお弁当を持参すること。5つめは時にはデザートを思いっきり食べ、おやつを食べることの罪の意識から解放させることも必要だという。6つめはガムを噛んだり同僚とおしゃべりをしたりして常に口を動かしておくことにより、おやつを食べる隙を極力減らすよう努めることだとしている。