14日(米国時間)、Capistranoの最新版となる「Capistrano 2.1」が公開された。CapistranoはRubyで開発されたリモートサーバ管理アプリケーション。日々手動で実施しているサーバ管理業務を自動化することを目的に開発されており、SSHを経由してソフトウェアインストール、アプリケーションデプロイ、設定ファイル管理、サーバモニタリングなどの操作を提供する。

Capistrano 2.1はRubyGem経由で「gem install capistrano」のようにしてインストール可能。Rubyモジュールを追加することで簡単に機能が拡張できるという特徴もある。

Capistranoは多くのRuby on Railsデベロッパに、開発を自動化するツールとして採用されている。これまではコマンドを実行するごとに仮想端末が要求されていたが、Capistrano 2.1からは必要なくなっている(ただし今までどおり仮想端末を使うこともできる)。このため、コマンドごとに適切な.profileファイルなどのシェル設定ファイルが読み込まれることになる。このほか多くの機能追加や変更が実施されている。Capistranoのユーザはアップグレードを実施するといいだろう。