Pioneers of the Inevitableは12日(米国時間)、オープンソースのジュークボックスソフト「Songbird 0.3」の開発者向けリリース候補第1版を公開した。対応プラットフォームはWindows 2000 / XP / Vista、Linux、PowerPCおよびIntelプロセッサで動作するMac OS X。
今回のリリースは、10月下旬の正式公開が予定されているバージョン0.3の開発者向けプレビューという位置付け。9月末に公開されたビルドと比較すると、APIおよびユーザインタフェースに改良が加えられたほか、QuickTime 7.2のインストール後に起動不能となる問題などの不具合が解消されている。なお、0.2.5以降のバージョンでXULRunnerの大幅な更新を進めたため、Mac OS X版では動作が不安定になるとのこと。
Songbirdは、Mozilla Firefoxをコードベースに利用したジュークボックスソフト。同じくMozillaが開発を進めるアプリケーションフレームワーク「XULRunner」を利用することにより、高い移植性と開発効率を得られるほか、曲名や歌詞の検索などWebブラウザとしての機能を活用した再生機能が特徴。Windows版とMac版ではVLC(Video LAN Client)を、Linux版ではGStreamerをメディア再生エンジンとして採用、多くのサウンドフォーマットをサポートしている。