インフォテリアが提供するソーシャルカレンダー「c2talk(シー・ツー・トーク)」に、最新バージョン2.0がリリースされた。3万人を越えるユーザーの声を反映し、様々な機能が強化されたことに加え、Webサイト「c2talk.net」においては登録やツールのダウンロードなしでも閲覧できるソーシャルイベント機能が追加されるなど、利用者の間口も広がった。


知らなかったイベント情報が手に入る!

c2talkはWebブラウザ上で使うツールではなく、ローカルにインストールして使うタイプのカレンダーツールとして提供されている。自分の仕事 / プライベートの予定を追加し、月間 / 週間 / 1日で表示させるなど、見た目はオーソドックスだ。これが"ソーシャル"であるゆえんは、c2talk.netで配布されている様々な「ウェブカレンダー」をユーザーが読み込んで使用することができる点にある。

「c2talk」の初期画面。今回は触れなかったがメール機能が搭載されていて、インストールするとc2talk.netドメインのアドレスが付いてくる

平たく言えばRSSリーダーとRSSフィードのような関係で、ローカルのカレンダーというリーダーにウェブカレンダーというフィードを読み込むことで、テーマごとに情報を得るという使い方をする。例えば、映画の公開情報を購読設定すれば、自分のカレンダー上に日々の新作公開予定が表示されるというわけだ。読み込んだイベントに関連画像やURLが設定されていて、詳細情報にリンクできるものもある。

c2talkのキモといえるこのウェブカレンダーは現在200種以上が提供されていて、スポーツ・映画・美術展などのイベント情報から、mixiのあしあと表示や脳トレ問題などのツール系まで種類は様々だ。自分の興味ある分野の、知らなかった情報が入力の手間なしに自分のカレンダーに入ってくる。これはかなりトクした気分だ。

読み込んだカレンダーは左枠の「ウェブカレンダー」欄に入る。上段の「ウェブギャラリー」から公開されているカレンダーを検索できる。iTunesでMusic Storeを開くような感じだ

読み込むカレンダーが増えると、日付の枠に表示されるイベントがいっぱいで見にくくなり、重なると隠れてしまう。その場合は選択したカレンダーだけ<ハイライト>ボタンで表示させたり、不要なカレンダーのチェックを外して表示をOFFにすることができる。複数のウェブカレンダーをひとつの「カレンダーグループ」にまとめることも可能だ。これなら相当多趣味の人でも多岐にわたるジャンルのイベント情報をひとつの画面で管理できるだろう。