AMDは9日(米国時間)、The Eclipse Foundationに参加したことを発表した。The Eclipse Foundationは、The Eclipse Projectやその関連プロジェクトを支援するとともに、オープンソースコミュニティや各種プロダクト/サービスとのエコシステムを推進することを目的とした非営利団体。
AMDはThe Eclipse Foundationに参加するとともに、マルチコア技術向けに最適化されたEclipseプラグインを提供していくとしている。AMDはマルチコアプロセッサの開発を進めており、最近ではクアドコアのOpteronプロセッサの提供をはじめている。今後マルチコアの潮流はさらに進むと考えられ、同プロセッサの性能を引き出すためには開発環境における支援が欠かせない。
一方、Eclipse IDEはその柔軟なプラグイン構造から多種多様な開発プラットフォームとしてデファクトスタンダードになりつつあり、AMDはEclipseにマルチコア開発の支援技術を提供していくことで同社プロセッサの訴求力を高めていく狙いがあるとみられる。