米McAfeeは8日(現地時間)、米SafeBootの買収を正式に発表した。買収金額は3億5,000万USドルで、米当局による承認を経た後、2007年第4四半期(10~12月期)中に買収手続きを完了する。
SafeBootは、モバイルデバイスのファイル/フォルダ、ドライブ全体やファイルサーバの暗号化によって情報漏洩対策を施す「SafeBoot Data Protection Suite」などの製品で知られる。今回の買収により、新たにMcAfeeは情報漏えい対策製品事業部門を立ち上げ、同製品技術をMcAfeeの「ePolicy Orchestrator(ePO)」へと統合し、デスクトップからモバイル分野まで包括的にカバーする情報漏えい対策ソリューションの提供を目指す。
McAfee CEO兼社長のDave DeWalt氏は「重要機密情報の保護という緊急課題に対処する上で、SafeBootのソリューションは貴重であり、急成長する10億ドル規模の暗号化市場をリードしていくことが可能になる」とコメントした。