マイクロソフトは9日、ビジネスプロセス管理および業務システム連携製品の最新版「Microsoft BizTalk Server 2006 R2日本語版」を発表した。最大の特徴はRFID(Radio Frequency Identification:無線ICタグ・ラベル)に対応した点。マイクロソフトは同製品により、今後の成長が見込まれるRFID市場へ本格参入する構えだ。

2000年のBizTalk Server 2000提供開始以来、BizTalk Serverは国内で堅調にシェアを伸ばしている。直近1年間の成長率は二桁を記録したとのことだ。

BizTalk Server 2006 R2では、RFIDのネイティブサポートに加えて、電子データ交換(EDI)やAS2(Applicability Statement 2)に対応する新機能も追加。これらはいずれも以前のBizTalk Serverの上で実現されており、従来の機能と組み合わせて利用することが可能だ。また、Microsoft OfficeシステムやWindows Vistaと緊密に連携できるようにもなっている。

用意されているエディションは、Enterprise、Standard、Branch、およびDeveloperの4つ。参考価格はそれぞれ699万円、198万円、34万6000円、11万7000円(いずれも税抜き)になる。