FLUXBOXプロジェクト は8日、X Window System上で動作するウインドウマネージャ「Fluxbox 1.0.0」をリリースした。同プロジェクトのWebサイトでは、各種UNIX系OSに対応するソースコードのほか、DebianやFedoraなどLinuxディストリビューションのほか、OpenBSDとNetBSD向けのバイナリパッケージが公開されている。
今回のリリースは、2001年のプロジェクト開始後初となるメジャーバージョン。3月に公開のリリース候補第3版以降に確認された不具合の修正が施されたほか、デフォルトのスタイルの変更およびスタイルの追加、各種言語リソースの更新が行われている。
Fluxboxは、低いメモリ消費量と軽快な動作を特徴とするX Windows System用ウインドウマネージャ。同じく軽快な動作で知られたウインドウマネージャBlackboxから派生、Blackboxの開発が停滞する中、事実上の後継版として開発が続けられている。機能的な特徴としては、タブを利用したウインドウのグループ化、Window Makerなどのドック常駐型アプリケーションを実行可能な「slit」の利用、統合デスクトップ環境Gnome / KDEへの対応、UTF-8のサポートなどが挙げられる。