アメリカの中小企業庁施策広報局(SBA)が行った調査によると、ジェンダー(性差)と新たなベンチャー起業家の成果には相関関係があることが示された。

調査は、性別/年齢などの人口統計学的変数と、生活用好きや好みなど、"サイコグラフィック"と呼ばれる、個人的な志向によって規定される変数をもとに、新規のベンチャー成果へもたらす影響を測定された。

調査によると、起業家の成果に影響を及ぼす典型的な要因については、ベンチャー起業家の成果に性差は影響を与えていないとわかった。しかしその一方、期待やビジネスを始める理由、動機、求めている機会、ビジネスの種類は性別によって異なり、そうした違いが異なった成果を生み出しており、男性は本質的によりよいオーナーとしての資質が備わっておらず、異なるビジネス目標を持っているという。

SBAのチーフエコノミストのChad Moutray博士は「動機や起業の理由が企業家によって異なるという今回の調査結果は驚くべきことではない。中小ビジネスと中小企業経営者は特異なもの。彼らが議論する中小企業に影響する問題というのは、政策立案者にとっては重要な意味をもつ」とコメントした。