米国コンピュータソフトウェア著作権保護団体のBusiness Software Alliance(BSA)は1日(現地時間)、組織的な違法コピーソフト利用などの海賊行為摘発を促進するキャンペーン「BSA Rewards Program」の実施期間を、今年末まで延長すると発表した。
BSA Rewards Programは、組織的海賊行為の通報者に対し、最大20万USドルの報奨金が支払われるキャンペーンとして、米国内で2005年秋にスタート。内部通報者のプライバシー保護などが保証された同キャンペーンによって、数百社の海賊行為摘発につながり、これまでに約2,200万USドルの損害賠償額が支払われたとされる。
今年7月からは、報奨金額が100万USドルに引き上げられ、通報件数の大幅アップにつながった。当初は先月末で終了予定だった同キャンペーン延長により、さらなる摘発増加が予想される。