RingCube Technologiesは2日(米国時間)、同社の保持しているデスクトップ仮想化ソフトウェアを「MojoPac Freedom」として無償で公開すると発表した。従来の有償版は「MojoPac Deluxe」として継続して提供される。DeluxeにはFreedomと比較して強化されたプライバシー機能やテクニカルサポートの追加など付随機能やサービスが用意されている。

MojoPacはユーザの関連情報(アプリケーション、設定、データファイルなど)をOSから分離し、MojoPacデータとして保持する。MojoPacデータはUSBフラッシュメモリ、スマートフォン、iPodシリーズなどにコピーして持ち歩くことができ、あとは自分の設定を復活させたいPCにUSBフラッシュデバイスを差し込めばいいというものだ。アプリケーションはプラグ&プレイで自動的に実行され、PCに自身の環境がコピーされるという仕組みになっている。

USBフラッシュデバイスで自身のWindows環境を持ち運べる点がMojoPacの特徴だ。無償提供されたことで、これまで以上に取りかかりやすくなった。複数のWindowsプラットフォームを使っている場合には検討するといいだろう。