NECビッグローブ1日、同社の運営する総合ニュースポータル「BIGLOBEニュース」において、サイトデザインのリニューアルに併せ、ニュースの増量と機能改善を図るため、新たなサービスを開始した。また同日、戦略投資とアライアンス展開の推進を目的とした新会社「BIGLOBEキャピタル株式会社」を設立したことも発表した。
同サイトリニューアルのポイントは「読みたいニュースが、"読める" "探せる" ニュースサイトへ」。豊富なニュースを扱うだけではなく、記事の読みやすさや探しやすさを向上させることで、新たなニュースの楽しみ方を提供するという。
具体的には、ニュースリソースに毎日新聞を追加することで一般ニュースの強化を図った。また同社運営の「BIGLOBEストリーム」で配信する時事通信、共同通信の芸能動画、AP=共同の国際動画ニュースも同サイトにて閲覧可能となった。
さらに、ウェブリアルバムのペットカテゴリに投稿された記事と連動した「動物」ニュースジャンルを新設し、癒し系ニュースを提供するという。また、各ニュースジャンルを細分化した「サブジャンル」や、購読した記事に関連したニュース検索が可能な「関連タグ」の導入により、記事検索/購読の最適化を図っている。
新ジャンルの「動物」タブは猫の耳がモチーフ |
このほか同社は、特定のニューストピックスに対して、読者が5パターンの"気持ち"(嬉し、怒り、哀し、呆れ、驚き)を投稿できるユーザ参加型コンテンツ「みんなの気持玉」の提供を開始した。投稿された気持ち玉は自動集計され、各トピックスの集計結果やランキング結果として掲載されるので、「そのトピックスに対して他の人はどう思っているか」や、「今一番注目されているトピックスは何か」が一目でわかり、今までとは違った視点でニュースを楽しむことができるという。
「みんなの気持ち玉」左から「嬉し玉」「怒り玉」「哀し玉」「呆れ玉」「驚き玉」 |
クリック数に応じて気持ち玉の表情が変化する |
各トピックスの気持ち玉結果グラフ |
気持ち玉ランキング |
新戦略会社設立
また同社は同じく1日、戦略投資とアライアンス展開の推進を目的とした新会社「BIGLOBEキャピタル株式会社」を設立したことを発表した。
同社では、従来より「次世代ネット関連事業領域」や「先端技術、システム開発領域」などにおいて継続的な投資を行ってきたが、「外部のリソースを活用することは、事業拡大のためには避けて通れない」と判断、また「新事業の展開や他社との連携は双方にメリットがある」(同社)とし新会社を設立、今後も継続的な投資や積極的な投資先の検討を行い、新事業創出に注力したい構えだ。
さらに、新会社は現在ビッグローブが設立へ向けて最終的な調整を進めている投資ファンドの運営業務も担う予定だという。