三菱総研DCS(以下、DCS)とNRIセキュアテクノロジーズ(以下、NRIセキュア)は27日、情報セキュリティ分野において協業し、関連ソリューションを提供することで合意、発表した。DCSは、協業の第一弾として自社の顧客に対してNRIセキュアのセキュリティ診断サービスの提供を開始する。
DCSは、ITコンサルテーションからシステムの設計/開発/運用/処理に至るITトータルソリューションを提供している。銀行のコンピュータ受託計算部門から分離独立した歴史を持ち、銀行/信販/クレジットカード業務での豊富な経験と実績があり、企業のキャッシュフローに関わる業務(F&A)を得意としている。一方、NRIセキュアはNRI(野村総合研究所)グループの情報セキュリティ専門会社。幅広いサービスを広範な業種の法人ユーザに提供してきた実績がある。
今回の協業は、DCSの顧客に対して、より複雑化/高度化する情報セキュリティ関連サービスへのニーズをカバーするため、NRIセキュアが持つセキュリティ診断サービスの豊富な実績とノウハウを提供し、よりセキュリティの精度を上げるが狙い。
このサービスには、以下のサービスが含まれている。 * 「プラットフォーム診断」…顧客のネットワークやサーバが、内外からの不正アクセスに対して安全な状態であるかを診断 * 「Webアプリケーション診断」…Webサイトで稼動するアプリケーションの安全性を診断 * 「データベース診断」…企業情報の宝庫であるデータベースの安全性(SQLインジェクションによる被害拡大、内部関係者による不正操作の防御など)を診断
セキュリティ診断においては、DCSとNRIセキュアのコンサルタントが実施。NRIセキュアは「データベース診断」においては、その精度向上と効率化のために、DCSが総代理店である英国Next Generation Security Softwareの「NGSSQuirreL」を利用することもあるという。